今日の神言

 強く強くふみいだしゆけまめひとよ 神ともにあらんいつの日までも

お知らせ

第36回中華民國慰霊祭

平成30年3月23日、中華民国台北市天母にある沃田旅店(メロウフィールズホテル)会議室を会場に、祭主・大和松園教主により第36回中華民國慰霊祭が執り行われ、教団役員、信者による「中華民国平和使節団」40名が参加しました。この中には、大和山連合壮年会結成30周年記念事業「若松よ羽ばたけ運動」で第7次派遣となった研修生9名も含まれ、祭員も務めました。この慰霊祭は、先の大戦において、日本軍人として戦死した台湾人33,000余柱の御霊鎮めのため、中華民国に平和使節団を派遣し、毎年開催しています。慰霊祭には、大和山の活動をご理解くださっているインデックス社の陳思乾(ちんしかん)社長、ザ・ガイアホテル台北の王雪梅(おうせつばい)社長、平和使節団の受け入れを全面的にサポートしてくださっている現地の旅行会社・ライオンボビートラベルの李春霖(りしゅんり)副社長をはじめ社員12名もご参列くださいました。

午前9時に若松研修生の司会で開式し、祭司入場、修祓、招神の儀、献饌と進みました。聖歌「祈りの歌(一)」の奉唱の中、祭主が礼拝案に進んで亡き御霊に献花を捧げて、祭文奏上、石笛吹鳴、「天津祝詞」奏上と続き、「御霊鎮祭祈願の祝詞」奏上後に遍照の鈴を振鈴して厳かに御霊鎮めが行われました。玉串奉奠では、祭主、教団役員に続いてご来賓の台湾関係者も奉奠なさいました。その後、聖歌「霊鎮めの歌」を奉唱し、昇神の儀、祭主の垂教となりました。祭主垂教では、東日本大震災の折、どこの国よりも早く台湾から200億円のご支援を賜ったこと、当時平和使節団として台湾の地にいた際、ライオンボビートラベルの戴啓?社長や陳インデックス社社長から「救済のために使ってください」と支援金をいただいたことを挙げ、「この慰霊祭が日台の友好の懸け橋になるためにこれからも続けていきたい」と述べました。また、亡き御霊の気持ちを受け、生きている私たちがこれから平和実現のためにどのように生きていくべきか、それを33,000余柱の御霊にお祈りする度に改めて感じ、台湾の方々と共に世界の平和に向けて祈り合っていけることのありがたさを話しました。最後に、参列者全員がそれぞれ献花を行い、慰霊祭は滞りなく終了しました。

慰霊祭終了後、大和松園教主は台北市内にある台灣旅游交流協會を訪れて「2018花蓮地震」へ世界平和献金から義援金として300,000台湾元(約1,130,000円)の目録を、頼瑟珍(ライシェージェン)理事長へ渡しました。この義援金は、同協会を通して花蓮県政府に寄付され、地震災害の復旧に使われます。