7月30日から8月2日まで、大和山本部において、『大和山みんなで楽しむ夏休み』をテーマに、大和山林間学校が開催され、小学校4年生から6年生までの児童39名が聖地に集まった。また、これに併催されるかたちで、 第13回保護者研修会が実施された。
1日目(7月30日)
 午後1時から天峰閣御神前で開校式が行われた。国歌斉唱に続いて、祝詞奏上。4日間の無事を祈願し、続いて「林間学校生徒の誓い」と「生徒七則」を唱和した。

   *** 林間学校生徒七則 ***
   一、何をするにも、神さまと一緒にさせていただきます。
   二、朝夕のお拝りと食前食後のあいさつをきちんとします。
   三、かずかずのご恩に感謝して不平は言いません。
   四、人の役に立つことをすすんでします。
   五、いつでも足下に注意します。
   六、清いこころを大切にして、明るく行動します。
   七、明るい言葉づかいをして、明るい返事をかえします。


 オリエンテーションとレクリエーションの後は『ご慰霊を書こう』の時間。書き方について説明を受けた後、各自が用意してきた控えを見ながら、真剣な表情で取り組んでいた。
 何をしなくてもお腹が空くのが子ども達。夕食の前には、簡単な食事作法も教わる。こういうことを身に付けられるのも林間学校ならではのこと。
 お腹が満足したところで御神前へ。拝礼、四拍手等の作法を学んだ後、祝詞奏上。やはり普段正座をする機会の少ない子は、すぐに足が痺れる。なかなか落ち着かない様子だが、一日の無事を感謝し家族の平安を祈る。
 午後7時からは入浴タイム、4年生から順に洗心館へ。「湯船にタオルを入れない、湯船で泳がない、騒がない、身体を拭いてから脱衣所へ」等々、スタッフから注意事項がある。しかし、何をやっても楽しくなってしまうのが子ども達。お風呂の後は、寮へ戻って翌朝の清掃場所の担当を決め、一日の反省と感想をまとめる。点呼では、翌日のスケジュールの確認と注意事項が伝えられた。午後10時就寝。
開校式  
2日目(7月31日)
 午前6時起床。さすがにどの子も眠そう。少し早いが、ある程度の厳しさも大和山林間学校の伝統である。スタッフが各部屋を回って声を掛け、布団のたたみ方を指導する。洗面の後は神集閣前広場でラジオ体操。終わると寮へ戻り清掃。
 7時から朝食。食器洗いやテーブル拭きなどの後片付けも協力し合って行う。続いて御神前へ、「朝の歌」と「祈りの歌」を練習して朝拝。天津祝詞を奏上して今日一日の平安を祈った。
 午前8時15分からは 「大和山を学ぼう」 の時間、校長先生から「自他力本願」についての法話を聴く。
 午前9時からは今年の大和山林間学校のメインプログラムの一つ、自由研究「エコ押し花キャンドル製作」である。最初に、スタッフから「リサイクルについて学ぼう」と題した講義が行われた。「エコ押し花キャンドル製作」もリサイクルの一環である。この後、子ども達が各家庭や所属する支部道場から持ち寄った使い残りのろうそくで、「エコ押し花キャンドル製作」に取り掛かった。指導には五所川原教区婦人会の方々がわざわざお出でくださった。・・・ 同婦人会では、数年前よりこの活動に取り組んでおり、教区の子ども会等でも行っているとのことである。
 まず、ろうそくを溶かし、細かく削ったクレヨンの粉末を混ぜて色を付ける。それを芯と色つきのろうチップを入れた型に流し込む。最後に型を外すとでき上がりである。押し花は色を付けないキャンドルにボンドで貼って、溶かしたろうでコーティングする。今回は、エコキャンドルとエコ押し花キャンドルを2個ずつ作った。思い思いに仕上がったエコキャンドルに、子ども達も満面の笑顔だった。
 昼食後は、奥宮参拝と不動滝水行である。いざ水行となると、大人でも心が引き締まるものだが、子ども達の白衣姿も凛々しい。
 奥宮では、校長先生から簡単な由来を聞いた後、天津祝詞を奏上した。そして不動滝での水行、今年は数日前に降った雨の影響で水量が多く水温も低かった。しかし子ども達は果敢にお滝に入っていく。初めての子もいるが、そこは友達と一緒、みんなでやれば怖くない。スタッフからも促され「エイ」とばかりにお滝の中へ。
夕拝の後は、神集閣大会議室で「宿題タイム」「せんせー、おしえてー、わかんなーい」とあちらこちらから声があがる。
 勉強の後は、お楽しみの花火大会。花火は教信徒から献納されたものである。楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。
3日目(8月1日)
 この日最初のプログラムは「松楽さまタイム」。本部営農課のビニールハウスで野菜を収穫し、その場で朝食。校長先生の挨拶の後、円山営農課長から「農薬をあまり使わず、土を大事にし、土から採れた作物は最後は肥料にしてまた土へ返す。それが初代教主さまの時代から続いている大和山の農業です」との話があった。
 続いて野菜収穫ゲーム大会。総重量が1キログラムになるように野菜を収穫するというゲームで、最初に各野菜の重さを確認した後、班毎にいざ出陣。勢いに任せて気にいった野菜を集める班もあれば、一つ一つ計算して慎重に収穫する班もある。結局1,028グラムの野菜を収穫した6年生女子B班が優勝。
 朝食は、自分達が収穫した野菜に、厚生課と保護者研修会の参加者が作ったおにぎりに卵焼きとウィンナー。トマトやキュウリだけではない、茄子やピーマンをそのまま頬張る子もいる。こんなに喜んで野菜を食べる姿を見たら、多分保護者はびっくりするのではないだろうか。最高に贅沢な朝食である。みんなで感謝の食祷をし、それぞれ気にいったハウスの前で記念写真を撮って本部へ戻った。
 午前11時からは「パンを作ろう」、今年の林間学校の二つ目のメインプログラムである。講師として若草山支部の西田定さんが経営する旭製粉の吉岡慶師氏がわざわざお出でくださった。パン作りはほとんどの子どもが未経験。子ども達のワクワクドキドキ度はピークに達している。
 最初に生地の仕込み、小麦粉と塩とイースト菌をボールに入れて混ぜる。水と油脂を入れて生地がボールに付かなくなるまで混ぜたら、次は何と生地をテーブルに叩きつける。「パンってこうやってできるの?」驚きの歓声が上がる。こうしてできた生地を一次発酵させる。この間に昼食を摂る。生地は発酵によって4倍ほどの大きさになるが、スタッフがそれを50グラムほどの小玉に分割しておく。そして午後1時、作業再開。子ども達はその小玉を思い思いの形に成型していく。ここで教主と教主令室が、子ども達と一緒にパンの成型をする。子ども達も楽しそう。ハート型やツイスト、カメやアンパンマン、サクランボやカタツムリまである。それぞれの型ができあがったところで、二次発酵の時間を取る。この後、生地は甘露堂のオーブンで焼かれてパンになる。
吉岡慶師氏
 この間、神集閣大ホールで松風塾高校2年生によるマンドリン合奏を聴く。「ビア樽ポルカ」や「山寺の和尚さん」、大和山聖歌「生命の讚歌」など6曲が演奏された。また、マンドリン合奏で使われる楽器が紹介され、生徒達が楽器を持って舞台から降りて来ると、お目当ての楽器にまっしぐら。中には弾き方を教わって得意顔の子も・・・。
 さて、パンはどうなっていることか、午後5時、甘露堂へ・・・。焼き上がった自分のパンを見て感激の雄叫びが上がる。先ほど自分たちが成型した生地は、正真正銘の見事なパンに変身していた。夕食は、自分たちが作ったパンの外に、スタッフが作ったバンズとコッペパンでハンバーガー、そして、朝収穫した野菜で作ったスープ。さらに、教主令室から信者が献納したスイカをお福分け。種なしスイカやオレンジ色のスイカもある。甘露堂は最高潮に盛り上がった。「美味しい!こんな美味しいパンは初めて」野菜スープも、残す子は誰もいない。子ども達はよく食べよく笑い、そしてよく喋る。曰く 「楽しくて楽しくて、今日が終わらないで欲しい」 昨年も聴いたような・・・。楽しかった一日が終わる。林間学校もあと一日。
4日目(8月2日)
 最終日、眠い目を擦ってやっと子ども達が起きてくる。朝の日課を終え、光霊殿へ向かう。朝礼と朝拝は光霊殿で行った。「林間学校生徒の誓い」と「生徒七則」を唱和し、校長先生から光霊殿の説明を受ける。引き続き偲び手(音を立てずにたたく拍手)を練習して礼拝となり、天津祝詞と祖先拝詞を奏上した。
 午前9時45分からは「自由研究のまとめ」。2日目に行った「エコ押し花キャンドル製作」について、配付された資料に自分で撮った写真を貼り付けながらまとめていく。
 午前11時、天峰閣御神前において閉校式。礼拝に続き校長先生から「家へ帰っても、毎日唱和してきた『林間学校生徒の誓い』を読み直してください」と話があり、参加児童代表者に修了証書が手渡された。そしてその児童からから 「林間学校で学んだ、神さまの喜ばれる良いことをこれからも続けます。ありがとうございました」 と感謝の言葉が述べられ、最後に聖歌「感謝の歌」を奉唱して閉校式を終えた。
 少しばかり成長したわが子の姿に、迎えに来た保護者は安心と感謝の笑顔だった。子どもの成長と幸せを願わない親はいない。聖地での4日間、子育ても神さまとの二人三脚。すべての子ども達は、神さまの愛でし子である。
  閉校式
*** 大和山林間学校生徒の誓い ***
 私たちは み神の愛でし子です いつも 大和山の教えをもって心を清め 日本国を愛し 祖先を尊び
 われ 人共に明るく生きる 世をつくるように努めます